医師不足や施設の老朽化が問題となっているJA秋田厚生連の湖東総合病院(八郎潟町)について、県や地元4町村も13億8000万円の負担をして改築するなどの「湖東地区医療再編計画案」がまとまった。県議会9月定例会などに提示される。
厚生連と県医務薬事課によると、計画案では医療機器購入を含む改築事業費は計24億7000万円。これを厚生連が約44%の10億9000万円、残りは県が10億7000万円、地元4町村も3億1000万円負担する。さらに自己資本の充実や運営支援のため、県の医療目的の基金活用を検討する。
開業は13年度が目標で病床は100床程度とし、入院科目は総合内科▽整形外科▽リハビリテーション科??の3科目。外来は、総合内科▽小児科▽外科▽脳神経外科▽整形外科▽リハビリテーション科▽泌尿器科▽産婦人科▽眼科▽耳鼻咽喉(いんこう)科??の10科目とする。手術などの高度医療は秋田組合総合病院(秋田市)で実施し、役割分担を図る。
ただこの病床規模の維持には常勤医師を7人(1日現在)から11人程度に増やす必要がある。また現在休日と夜間に中止している救急医療の全面再開については「将来の目指すべき方向」との位置づけにとどまった。
丸井保?厚生連総務人事部長は「医師確保が一番のポイントなので努力していきたい」と語った。【岡田悟】
9月10日朝刊
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引用元:Perfect World rmt
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